1937～1941（昭和12～16）年

1937年、木更津航空隊による南京爆撃(日中戦争)が行われました。船橋市が市制施行され、検見川･蘇我･都賀･都が千葉市と合併します。銚子醤油と亀甲萬醤油の提携、千葉大附属病院の新築、飛行場建設(柏)、陸軍戦車学校の設置(穴川)などがありました。
1938年、全農の県連幹部が検挙され、全農県連が千葉農村更生連盟と大日本農民組合に分裂します。「時局下生活戦線を語る会」が開催されました。陸軍防空学校の開校式が千葉市で挙行されました。重慶爆撃(日中戦争)には木更津航空隊も参加します。
1939年、物資統制で転廃業する中小工業者の軍需工場化が進みます。夷隅・長生郡下に代用燃料乗合バスが出現しました。米の強制買い上げ、満州での千葉村建設が決定します。体力検査実施が全国に先駆けて決定されます。館山市が市制施行されました。
1940年、皇紀2600年のこの年、大政翼賛会県支部が発会し、節米料理が奨励されます。県内新聞37紙を統合して千葉新報が創刊されました。日立航空機工場の建設が完了し、松戸に飛行士養成所ができました。千葉市今井町地先の埋め立てが始まります。
1941年、台風で壊滅的被害を受けた利根運河が役目を終えます。12月、船橋の無線送信所から「ニイタカヤマノボレ1208」と送信され、太平洋戦争に突入します。千葉神社で戦勝祈願が行われました。この年、館山湾で鯨300余頭が捕獲されました。