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【袖ヶ浦】【京葉シ―バース】【東京ドイツ村】

【袖ヶ浦市】は、千葉県中部の東京湾に面する市。かつては半農半漁の町でしたが、1960年代からの埋立てで「京葉工業地域の一角」として、石油工業・化学工業が盛んな工業都市となり、1991年に市制が施行されました。
「古事記」には、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が相模国から東京湾を渡る際に大しけに合い、妃(オトタチバナヒメ)が海中に身を投じて海神の怒りを鎮め、その妃の袖が海岸一帯に流れついたと、いう伝説があり、それが由来であると言われています。

以前は国鉄(JR内房線)の線路付近から海が広がり、海苔養殖が盛んに行われた地でした。養殖海苔の主要品種である「ナラワスサビノリ」は、【袖ヶ浦市奈良輪】で発見されたことから命名されたそうです。

袖ケ浦市の沖約8kmの東京湾にある【京葉シーバース】は、原油の受入基地(シーバース)で、原油やLNGなどの液体を積んだ船舶を直接陸地に接岸させることなく、安全に積荷を搬出入するために設けられたものです。
1967年に京葉シーバース株式会社が設立され、1968年7月31日に完成し、8月11日には初のタンカー「飛燕丸」が着桟しました。
長さ470m、幅54m、水深20.5mのこの係留施設には、20万トン級タンカー2隻の接岸が可能で、海底の下を通るパイプラインによって京葉工業地域内の製油所(コスモ石油株式会社千葉製油所・JXTGエネルギー株式会社千葉製油所・出光興産株式会社千葉製油所・富士石油株式会社袖ケ浦製油所)に原油が供給されています。

袖ケ浦市は隣の市原市を中心とする日本一のゴルフ場密集地帯です。ゴルフ場が計画されていた地に建設されたのが、東京ドームの約19倍の敷地を誇るテーマーパーク【東京ドイツ村】です。
「自然と人が共に過ごせる」ことを目的とした「花と緑のテーマパーク」で、袖ケ浦の丘陵がドイツの田園地帯に似ていたことから【東京ドイツ村】の名称がつきました。冬季のイルミネーションは【関東三大イルミネーション】に認定された程です(2018年まで)。

管理人のコメント

原油の玄関は袖ケ浦の沖合にあったのですね。産油国からタンカーに乗って、パイプラインを通って・・・ガソリンスタンドまでの長旅、ごくろうさまです。

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投稿日 2017/〇/〇

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