戻る

【鹿野山】【九十九谷】

房総丘陵の一角を成す【鹿野山】は上総地方の最高峰。愛宕山に次いで千葉県で2番目に高い山です。
「白鳥峰(東峰379m)」「熊野峰(中央峰376m)」「春日峰(西峰352.4m)」の総称が【鹿野山】で、白鳥峰の直下には【久十九谷展望公園】、熊野峰の直下には【神野寺】、春日峰には国土地理院の測地観測所があります。
山名の由来は、鹿が多くいたことから「鹿野苑」に因むという説、砂鉄が採れたので「金生山」と呼ばれていたという説など多説あり、日本武尊が東征の際に訪れ、先住民である「阿久留王(あくるおう)」を征伐したという伝説が残る山です。
白鳥峰にある「白鳥神社」には、日本武尊の魂が白鳥となり飛来したとの伝説があります。
熊野峰の「神野寺」は、598年に聖徳太子によってが開山された修験道の山として有名です。
1956年に、国土地理院の測地観測所が春日峰に設置され、地磁気や人工衛星の観測などが行われています。
1960年代、マザー牧場とゴルフ場がオープンし観光の山となりました。

【鹿野山】は侵食によってできた複雑な地形で、南面が「九十九谷」と呼ばれる景勝地です。白鳥峰直下の【鹿野山九十九谷展望公園】からは、高宕山など上総丘陵が幾重にも連なる山並みの風景を眼下に一望することができます。これら山谷の織り成す景観が「九十九谷」と総称されているのです。

管理人のコメント

夜明け前後や日の入り前の「九十九谷」の風景は、まるで墨絵のよう。 東山魁夷の出世作「残照」は、九十九谷の眺望を基に描かれた作品だそうです。「次世代に伝えたい20世紀遺産」「千葉県の眺望百景」に登録されています。

みんなの声みなさんの思い出・感想などをお聞かせください。

投稿者 投稿をお待ちしております。

投稿日 2018/〇/〇

あなたの投稿文が掲載されます(公共性を欠く内容、日本語以外のものは掲載できません)。

私の声

投稿文が掲載されるまでに1~2週間要する場合があります。
※投稿文の掲載をもって、投稿文の著作権(著作権法第28条の権利を含む)が株式会社IPフォークロアに移転します。

※この欄は空欄にしてください
ニックネーム10文字まで
私の声