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【東京電力】

【東京電力】は、1883年に設立された【東京電燈】がルーツです。
第二次世界大戦直前の1939年、発電および送電設備が、半官半民の企業【日本発送電】の管轄となり、さらに太平洋戦争直前の1941年、首都圏における送電事業が【関東配電】に移管します。
太平洋戦争終結後、GHQによる再編命令が下され、1951年、関東配電の営業地域を引き継ぐ形で【東京電力】が発足したのです。東京電力の送配電区域内には原子力発電所を置かず、もっぱら東北電力による送電区域(福島県・新潟県)にある原発でつくられた電力を送っています。
1953年、東京電力初の石炭火力発電所「潮田火力発電所3号機」が稼働し、1955年には戦後初の石炭火力発電所「鶴見火力発電所(鶴見第二火力発電所)1号機」が稼働し、1957年には「千葉火力発電所1号機」が運転開始します。
1959年に「千葉火力発電所4号機」が完成し、火力発電が水力発電を上回るようになります。
1962年に東京電力初の「重油専焼火力発電所」が稼働します。1963年には、石油の火力発電所「五井火力発電所1号機」が稼働します。1965年から「第一次長期公害対策」が開始されます。
1965年、東京電力初の揚水発電所「矢木沢発電所2号機」が稼働します。
1970年、世界初のLNG専焼火力発電所「南横浜火力発電所2号機」が稼働し、そして1971年、東京電力初の原子力発電所「福島第一原子力発電所1号機」が稼働するのです。
1973年、エネルギー危機に対して緊急節電が要請され、22時以降のネオン消灯が呼びかけられます。翌年、LNG火力発電所「袖ケ浦火力発電所1号機」、単体出力100万kWを達成した「鹿島火力発電所5号機」と次々と運転開始されます。

1975年、新福島変電所新設。1978年11月2日 - 福島第一原子力発電所3号機の制御棒が操作ミスより5本脱落し、日本初の部分的臨界トラブルとなる
1982年、福島第二原子力発電所1号機運転開始します。
1987年、大井火力発電所爆発事故。中央部の第二原油サービスタンクが爆発・炎上した。この火災で作業員4名が死亡。この年、首都圏大停電発生します。猛暑による急速な電力需要の伸びに供給が追いつかず、電力供給停止となったのです。

設立時から使われていた社章「かみなりマーク」を廃止し、新しい社章(丸を並べてアルファベットの「T」を表したもの:作者・永井一正)と、コーポレートシンボル「TEPCO」が導入された。コンビニエンスストアでの電気料金収納が始まります。
1993年、「TEPCO新エネルギーパーク」がオープンし、1996年にはTEPCO銀座館がオープンします。
1997年、「柏崎刈羽原子力発電所7号機」が運転開始します。発電出力(821.2万kW)の世界最大の原子力発電所となりました。
2000年、改正電気事業法が施行され、電力の小売自由化スタートします。
2002年、東電原発データ改竄事件がありました。これが契機となって、原子力発電所における設備の維持基準が制定されることとなります。
2007年、新潟県中越沖地震により「柏崎刈羽原子力発電所」の運転が停止し、 節電要請がなされます。
2009年、富津火力発電所と東扇島火力発電所のLNG基地間をつなぐ東西連係ガス導管が運用されます。
2010年、富津火力発電所4号系列が完成し、火力発電所としては国内最大(世界第3位)の発電量(504万kW)となります。
2011年3月11日(金曜日)、東日本大震災が起こります。これに伴う津波被害により、発電所が被災。福島第一原子力発電所の非常用発電機が停止し、原子炉に注水できなくなります。そして、翌日、原子炉建屋が水素爆発で破壊され、放射性物質漏れを伴う重大事故へと発展するのです。3月14日からは1都8県(東京都区部では荒川区・足立区のみ)で計画停電が開始されました。2016年4月1日の電力自由化に際し、持株会社体制に移行します。「東京電力ホールディングス株式会社」に社名を変更し、燃料・火力発電事業は「東京電力フュエル&パワー株式会社」、送配電事業は「東京電力パワーグリッド株式会社」が、小売電気事業は「東京電力エナジーパートナー株式会社」が承継することとなります。

管理人のコメント

2019年9月、台風第15号により千葉県を中心に長期大規模停電が発生!
「水力→石炭火力→石油火力→原子力」という電力の歴史を振り返りつつ、電力無しでは生活は成り立たないな~、ということを改めて実感しています。

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投稿日 2018/〇/〇

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